PXシリーズ音源の最新作であるPX WaveFrameの登場にあたり、これまで販売していたWaveFrame Sound Collectionに慣れ親しんできた方々のために、両製品の主な違いを以下に紹介します。
1. 完全新収録のサンプルとその個別のエフェクトバージョン
WaveFrame Sound Collectionでは、実機開発元から提供されたサンプル(つまり実機で使用されていたサンプル)を使用していましたが、PX WaveFrameではすべてのサンプルを最初から再録音し、オリジナルハードウェアの本質をこれまで以上に正確かつ鮮明に捉えています。また、各サウンドには個別のエフェクトバージョン(FX版)を作成し、現代的な音響ビジョンを提供します。この新しいサウンドセットは、オリジナルサウンドに対する忠実度の向上と、現代的なクリエイティブ表現の可能性を広げています。
2. さらなるサウンドデザインのために刷新されたエンジン
PX WaveFrameは、最新の音響設計を最大限に引き出すために設計された刷新したエンジンを採用しています。デュアルレイヤーアーキテクチャにより、複数のサウンドを重ね合わせてリッチでダイナミックなトーンを作成可能です。さらに、PX WaveFrame は、サウンド編集コントロールの強化、高品質で豊富なエフェクトセット、内蔵アルペジエーターを導入し、従来のサウンドバンクと比較して比類のない柔軟性とカスタマイズオプションを提供します。
3. プロデザインのプリセット - 職人の手による350パッチ
PX WaveFrameは、350種類の全く新しいプリセットを導入しました。これらのパッチは、現代の制作基準と美学に合わせてプロのサウンドデザイナーによって作成されています。クラシックなデジタルテクスチャーから、創造性を刺激するモダンサウンドまで、あらゆるスタイルやプロジェクトに適した豊富なライブラリーを提供します。
4. ビンテージスタイルの新しいユーザーインターフェイス
PX WaveFrameは、オリジナルハードウェアのエディターにインスパイアされた視覚的に魅力的なインターフェースを採用しています。この新しいUIは、サウンドの探索とカスタマイズを容易にするだけでなく、実機のWaveFrame AudioFrameの象徴的な外観と感触を再現しています。スリムでレトロな美学を備えたこのインターフェースは、操作体験を向上させつつ、オリジナルの遺産により近づくことができます。