Falconはバージョン3からイベントプロセッサーのMIDI Outモジュールを使用して任意箇所のMIDI信号をFalconの外に送ることが可能になりました。この記事では、ご利用のホストソフトウェア(DAW)でFalconのMIDI出力を取り出す設定手順を説明します。
なお、Audio Unit(AU)プラグイン形式は、ソフトウェア音源のMIDI出力をサポートしていないため、この記事は一般的なVSTホストおよびPro Tools(AAX)に関する記載のみになります。
- CubaseでのMIDI出力設定
- Digital PerformerでのMIDI出力設定
- FL StudioでのMIDI出力設定
- LiveでのMIDI出力設定
- Pro ToolsでのMIDI出力設定
- ReaperでのMIDI出力設定
この例では、UVI WorkstationのトラックにMIDIチャンネル10の情報を送るための手順で解説します。
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Falconをトラックに追加し、スタート画面やファイルブラウザーから音色プリセットを開く、あるいはご自身の音色パッチを作成します。
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LAYERまたはPROGRAM層のEVENT列に、MIDI Outモジュールを追加し、モジュールのMIDIチャンネル設定をAs isに設定をします。
- CubaseでMIDIまたは(UVI Workstationを含んだ)インストゥルメントトラックを作成し、そして 入力ルーティングメニューから(のプラグインの項目の中から)「01. Falcon - MIDI Output」を選択します。
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チャンネルメニューでトラックのMIDIチャンネルを設定します。(ここでは10に設定)
重要なお知らせ: Cubaseでは、トラックのMIDIチャンネル設定が優先されます。従いまして、トラックの入力ルーティングメニューで選択されたMIDIチャンネルによって定義され、FalconのMIDI OutモジュールのMIDIチャンネル設定値は無視されます。
この例では、UVI WorkstationのトラックにMIDIチャンネル10の情報を送るための手順で解説します。
- まず、スタジオメニューで、マルチレコードが有効になっていることを確認します。オフの場合は選択して、チェックが入っている状態にします。
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Falconを含んだトラックを追加し、スタート画面やファイルブラウザーから音色プリセットを開く、あるいはご自身の音色パッチを作成します。
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LAYERまたはPROGRAM層のEVENT列に、MIDI Outモジュールを追加し、必要に応じてMIDIチャンネルの設定をします。
- MIDIまたはインストゥルメントトラックを追加し、録音をオンにします。 そしてトラックのインプットメニューで、「Falcon [34 out]-1-どれでも」を選択します。
ステップ1 - FalconのMIDI出力を有効にします
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Falconをトラックに追加し、スタート画面やファイルブラウザーから音色プリセットを開く、あるいはご自身の音色パッチを作成します。
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LAYERまたはPROGRAM層のEVENT列に、MIDI Outモジュールを追加し、必要に応じてMIDIチャンネルの設定をします。
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FL Studioのプラグイン枠左上の歯車アイコンボタンをクリックし、Detailed Settings(詳細設定)を表示します。
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真ん中のアイコン(プラグと歯車)をクリックし、VST Wrapper Settings(VSTラッパー設定)を開き、SettingsタブのMIDIの項目にいきます。
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Output Portを"0"に設定して、トラックのMIDI出力ポートを有効にします。
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Falconをトラックに追加し、スタート画面やファイルブラウザーから音色プリセットを開く、あるいはご自身の音色パッチを作成します。
ステップ2 - 対象トラックのMIDI入力の有効にします
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別のトラックにプラグイン音源を追加します。ここではUVI Workstationを例にします。
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FL Studioのプラグイン枠左上の歯車アイコンボタンをクリックし、Detailed Settings(詳細設定)を表示します。
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真ん中のアイコンをクリックし、VST Wrapper Settings(VSTラッパー設定)を開き、SettingsタブのMIDIの項目にいきます。
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Input Portを"0"に設定して、トラックのMIDI入力ポートを有効にします。(Falconの出力ポート設定と合致させます)
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別のトラックにプラグイン音源を追加します。ここではUVI Workstationを例にします。
この例では、MIDIトラックを介してUVI WorkstationのトラックにMIDIチャンネル10の情報を送るための手順で解説します。
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FalconをMIDIトラックに追加し、スタート画面やファイルブラウザーから音色プリセットを開く、あるいはご自身の音色パッチを作成します。
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LAYERまたはPROGRAM層のEVENT列に、MIDI Outモジュールを追加し、モジュールのMIDIチャンネル設定をAs isに設定をします。
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別のMIDIトラックを作成し、録音アームをオンにします。
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MIDI Fromの箇所で:
- 上の入力タイプメニューから「1-Falcon」(Falconが挿入されているトラック)を選択します。
- そして、下の入力チャンネルメニューから「Falcon」を選択します。
- 次に同じトラックのMIDI Toの箇所で:
- 上の出力タイプメニューから送信先のMIDI/インストゥルメントトラック(あるいは物理的なMIDI出力ポート)を選択します。ここでは3-UVI Workstationを選択します。
- そして、出力チャンネルメニューで、送信するMIDIチャンネルを選択します。
重要なお知らせ: Ableton Liveでは、トラックのMIDIチャンネル設定が優先されます。従いまして、トラックの入力ルーティングメニューで選択されたMIDIチャンネルによって定義され、FalconのMIDI OutモジュールのMIDIチャンネル設定値は無視されます。
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Falconをインストゥルメントトラックに追加し、スタート画面やファイルブラウザーから音色プリセットを開く、あるいはご自身の音色パッチを作成します。
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LAYERまたはPROGRAM層のEVENT列に、MIDI Outモジュールを追加し、モジュールのMIDIチャンネル設定をAs isに設定をします。
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インストゥルメントトラックを新規作成し、インストゥルメントを追加します。ここではUVI Workstationを例にします。そして、トラックの録音を可能にします。
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このトラックのインストゥルメントセクションで、MIDI入力セレクターメニューからFalcon Out > all channelsを選択します。
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次にトラックのMIDI出力セレクターメニューからUVIWorkstationを選択し、希望のMIDIチャンネル(channel 1-16)を選択します。
重要なお知らせ: Pro Toolsでは、トラックのMIDIチャンネル設定が優先されます。従いまして、トラックの入力ルーティングメニューで選択されたMIDIチャンネルによって定義され、FalconのMIDI OutモジュールのMIDIチャンネル設定値は無視されます。
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Falconをトラックに追加し、スタート画面やファイルブラウザーから音色プリセットを開く、あるいはご自身の音色パッチを作成します。
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LAYERまたはPROGRAM層のEVENT列に、MIDI Outモジュールを追加し、必要に応じてMIDIチャンネルの設定をします。
- バーチャルインストゥルメントを含んだトラックを新規作成します。ここでは、UVI Workstationを追加します。
- トラックのRoute設定をクリックし、ダイアログ画面のReceivesの箇所で、Add new receive...をクリックして、ドロップダウンメニューからFalconを選択します。