UVIの開発者であり多くのデモソング制作にも携わるLouis Coukaが今回のリーダープロジェクトであるDrum Designerを最大活用するためのヒント、そのトップ20をユーザーのために打ち明けました。
ヒント1
パートメニューの"Seq Transform"機能で、イベントをイベントグリッド単位に従って、左右に移動させたり、倍速などに変化させることが可能です。例えば、スネアトラックのみ半分の速度にする際に便利です。
ヒント2
シンバルの"PHASE"を動かしてトリガーごとの質感を変えることで不要なゴースト効果を防げます。
ヒント3
シーケンサーの"TIME"パラメーター(ミックス画面)で、リズムに合致したイベントのタイミング調節が可能です。
ヒント4
シンバルの音色を代える際、長さを保持したままワンショットサンプルの代わりにノイズ素材を使用すると興味深い結果が得られることがあります。
ヒント5
スネアのノイズサンプルをスネアサウンドのプリエコーや減衰に使うことで、伝統的なポンプ効果がより扱いやすくなります。
ヒント6
キックとスネアは1つのアンプリチュードエンベロープで扱うことで位相とオーバーラップの問題が防げます。
ヒント7
パートごとに個別のシーケンスプリセットの読込みが可能です。
ヒント8
シーケンサーの"EVENT LINK"でベーシックパターンを素早く作成した後、オフにして小節ごとにバリエーションを加えると効率的です。
ヒント9
シーケンサーの"EVENT LINK"は、パンなどの周期的なオートメーションを作成する際に便利です。
ヒント10
MIDIコントローラーのモジュレーションホイールでキック以外のディケイタイムを操作できます。
ヒント11
クラップのメイン画面にある"TIME STRETCH"ノブ操作で、クラップサウンドの空気感を操作し、素早く広がりの調節が可能です。
ヒント12
シンバルレイヤーをスネアのプリシフトのように扱えます。エンベロープの"ATTACK"を500ms、レイヤーの"TIME"を-500msに設定し、シーケンサー画面でメニューの"Copy Track from"を使用してスネアトラックのシーケンスをシンバルトラックにコピーします。
ヒント13
クラップサウンドのマシンガン効果を防ぐには、"HUMANIZE"ノブを用いてタイミングやピッチ、パンなどにトリガーごとの変化を加えると良いでしょう。
ヒント14
エディット画面の"LINK"ボタンは、レイヤーの音色選択ボタンにも機能します。つまりクリック1つで全部のレイヤーを切り替えることが可能になります。特にクラップには便利です。
ヒント15
クラップのサブトリガー(= イベント)のパンを設定することで、音を広げます。
ヒント16
"SORT"ボタンで、クラップのイベント順を逆転させることができます。
ヒント17
キックを深くするにはトーンレイヤーにピュアサイン波形を使用します。
ヒント18
キックの"Rumbles"波形は、程よく汚れた減衰を持ち、アコースティックのキックドラムと混ぜる際に適しています。
ヒント19
レイヤーの"TIME"設定がマイナス設定になっている場合、シーケンスの1拍目が鳴らない可能性があります。これを解決するには設定をゼロに戻します。音色のエディット画面でレイヤー"LINK"をオンにして、"TIME"の shift + クリックでゼロに設定します。
ヒント20
カーブプリセットは、キックの"TONE"レイヤーのピッチエンベロープを素早く設定する際に便利です。
Drum Designerの詳細はこちら: https://www.uvi.net/jp/drum-designer